幼児が自分で食事ができるようになるまでにはどのような過程があるでしょう。
先ず前提を考えてみます。
食事には「食べ物」と「飲み物」があります。
つまり、食べ物と飲み物を自分で食べて飲めるようになれば自分で食事ができるようになったということができます。
「食べ物」は1歳5ヶ月程度から食器を手に持って自分で食べられるようになります。
「飲み物」は1歳8ヶ月程度からゆのみを両手で持ってこぼさず飲めるようになります。
こうした過程を経て1歳8ヶ月くらいから『自分で食事ができるようになった』と言えると考えます。
そこまでたどり着くには3つの段階(①、②、③)があるようです。
①生後6ヶ月頃から離乳食がはじまります。自分では食べられませんので親御さんがスプーンで食事を与えます。
②食べるものが徐々に固形物になります。色々な食事を食べられるようになります。まだ自分では食べられません。
③スプーンやフォークを使えるようになり、自分で食事を食べられるようになります。まだストローマグを使って飲み物を飲みます。自分でゆのみを両手で持って飲むことはできません。
①、②、③の期間を経て、自分で飲み物をこぼさず飲めるようになって『自分で食事ができるようになった』といえるようになります。(ここではゆのみを使用しています。ゆのみを使用したほうがよい理由は前回の記事を参照)
それでは、ゆのみが使えるようになるまでの①、②、③の期間の使用食器はどのような変化があるかみていきましょう。
つづく