幼児にとって使いやすいサラダ小
前回・・・
保育食器のサラダ小は、「手で持って食べる」という役目を持った食器です。
(これは日本ならでは食文化が関係しています。日本には、手にもって使用する食器とそうでない食器が存在するからです。)
幼児は1歳5か月程度にもなると、食器を手で持って食べることが出来るようになります。すなわち、持つ練習が始まります。
その際、手で持って食べやすいサラダ小は大活躍します。
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幼児にとって使いやすいサラダ小の特徴は、食器の大きさ、そして背の高さです。
食器の大きさについて
幼児(~2歳程度)は箸をつかうことができませんので、スプーンやフォークを使います。その際、スプーンですくいやすく、フォークで刺しやすい器の大きがあります。
器が大いと、液体を伴った食材だと器の底の面に広がってしまいすくいにくくなります。また、フォークで食材を刺そうとすると上手く刺せずに食材が逃げて器から落ちたり、強く刺そうとして食器をひっくり返したりすることもあります。そして器が大きいと幼児は手で持てませんので、フォークやスプーンで掴んだ食材が口元まで届くまでに落としてしまうことも多いです。
サラダ小の場合、器の底の面が7cmと狭い設計になっています。
そのため幼児が器を持って食材をスプーンですくう際に、背の部分を使ってしっかりとすくえます。また、食材が皿の中で逃げにくいのでフォークで刺しやすいです。
背の高さについて
サラダ小は高さが3cmと低めです。そのため、幼児が手で掴んで持ちやすい。円形ですのでどこからでも持てます。
「手で持てる食器」ですから、食材を気にせずおかずからデザートまでの幅広く使えます。
以上のように小さい食器ながら活躍する機会が大いのがサラダ小です。
次回は、サラダ小が食卓でとう使われているか写真でみていこうと思います。
つづく