前回の内容

①生後6ヶ月頃から離乳食がはじまります。自分では食べられませんので親御さんがスプーンで食事を与えます。
②食べるものが徐々に固形物になります。色々な食事を食べられるようになります。まだ自分では食べられません。
③スプーンやフォークを使えるようになり、自分で食事を食べられるようになります。まだストローマグを使って飲み物を飲みます。自分でゆのみを両手で持って飲むことはできません。

①、②、③の期間を経て、自分で飲み物をこぼさず飲めるようになって『自分で食事ができるようになった』といえるようになります。それでは、ゆのみが使えるようになるまでのこの期間の使用食器はどのような変化があるかみていきましょう。

ここから

 

ゆのみが使えるようになるまでの①の期間を考察します。

生後6ヶ月頃~離乳食がはじまりまりますが、1歳になると徐々に固形の食事に変化しますので使用する保育食器にも大きな変化がみられます。そのため生後6ヶ月~1歳、『離乳食が固形の食事になるまで』の期間でよく使用する保育食器が①の期間だと考えられます。

それでは、その期間で使用した食器のコーディネートをランキングでみてみます。

 

【離乳食が開始(生後6ヶ月頃)~1歳までの期間】
食器コーディネートのランキング(観察88日間)

第1位 サラダ小 3個 (18回/88日中)

子供用食器 16/8/12R

サラダ小を3個使用する機会が増えるのは、離乳食(生後6ヶ月~)開始後1ヶ月が経過した7ヶ月~10ヶ月の3ヶ月の間に昼食・夕食関係なく使用しています。この期間の幼児は食べるは少量でも栄養や好みに応じて食べさせる種類が増えることが要因だと思われます。また、スプーンですくいやすく食べさせやすいからだと思われます。
離乳食の準備は一手間がかかるため、毎日の準備や片付けなどのオペレーションを簡単にするためにもサイズが小さく使いやすいサラダ小は使い勝手がよいことがわかります。

第2位 サラダ中 1個 (17回/88日中)

子供用食器 16/8/6R

サラダ中を1個使用する機会が増えるのは、離乳食に慣れて食べる量が増えてきた生後8ヶ月~9ヶ月の2ヶ月の昼食に使用しています。夕食は食事の種類が増えるためサラダ中1個で使用することはありませんでした。

第3位 サラダ小 2個 (15回/88日中)

子供用食器 16/7/18R

サラダ小を2個使用する機会が増えるのは、離乳食に食べはじめてすぐの生後6ヶ月~8ヶ月の2ヶ月に使用することが多いです。離乳食を食べ始めて少し慣れてくると挑戦する離乳食の種類を増やすからだと思われます。
また、離乳食に慣れてメインの食事(ごはん系)とおかずでサラダ小を2個使用する機会が昼・夜関係なく使われるので、使い方としてはサラダ小を3個使用する機会と同じです。幼児の食べる量が少ない生後6ヶ月~8ヶ月くらいは食器が小さく、食事の用意と片付けのオペレーションが簡単であることが使用頻度が多い理由です。