サラダ小と仕切り皿の役割
保育食器のサラダ小と仕切り皿について書きたいと思います。
(写真は1歳5~6か月頃の写真)
弊社ではサラダ小を2~3個使用している食卓シーンが頻繁に出てきます。
当然、皿が1個で済む仕切り皿の方が使いやすいのでは?サラダ小と仕切り皿のどちらが使いやすいのだろうかと迷われる方もいるかと思います。
この場合、「役割」で考えてみてください。
先ず、仕切り皿の役割についてです。
仕切り皿は、通常置いて使用する食器です。
(乳用時にお母さんが子供に離乳食を食べさせる際に使用する時は持って使うこともあるでしょう。)
ですが、基本的には置いて使用する食器です。どんな食材、品目であれば使いやすいかを考えて使用してみてください。
例えば、2品の内の1品がもずく酢などの液体のような食材、また豆腐のようなつかむのが難しい食材などは、幼児は時に食器を手に持って口元まで運ぼうとする場合があります。
その際、仕切り皿では持ち難く、食べにくいのは言うまでもありません。食器を落とすこともあります。
仕切り皿を利用する場合は、幼児が食器を手に持たずに食べられる食材がよいと思います。
スプーンやフォークですくったり刺したりしやすい食材であれば、幼児も食器を手に持つことも少なくなるでしょう。
次に、サラダ小の役割についてです。
サラダ小は、「手で持って食べる」という役目を持った食器です。
(これは日本ならでは食文化が関係しています。日本には、手にもって使用する食器とそうでない食器が存在するからです。)
幼児は1歳5か月程度にもなると、食器を手で持って食べることが出来るようになります。すなわち、持つ練習が始まります。
その際、手で持って食べやすいサラダ小は大活躍します。
つづく