幼児用におすすめしない食器とは（１歳３ヶ月～）

写真を見てください。
スプーン・フォークを使い始めた幼児は（スプーンを奥から手前に引いて）食器の淵を使って食材をすくい上げようとします。

この動作はどの幼児でも一緒です。
そのため、この頃の食器として幼児用の仕切り皿（３つ仕切り皿、４つ仕切り皿）はお勧めしておりません。なぜなら、スプーンやフォークを使い始めた幼児にとって仕切り皿は使いやすい食器とは言えないからです。使いやすくないとはどういうことでしょう？

仕切り皿は、そのほとんどが仕切るための壁があまり立っておりません。また、淵も立っていないためスプーンやフォーク、とりわけスプーンで食材を捕まようとしても逃げてしまい、食器の外に落としてしまうことが多いです。（仕切り皿を選ぶ際は、仕切りの壁がなるべく立っている物。そして淵が立っている食器を選ぶことをおススメします。）
スプーンとフォークで食べにくいと分かると幼児は手を使って食べようとしてしまいます。手を使った方が楽だと分かるとスプーンやフォークを使おうとしません。

プラスチック製の幼児用食器もお勧めしておりません。なぜなら、スプーンやフォークを使い始めた幼児が食器の淵を使って食材をすくいあげる際に、プラスチック製の幼児用食器だと軽いため動いてしまい、幼児にとって使いにくいからです。

スプーンやフォークを使う習慣をできるだけ早くつけさせたいとお考えでしたら幼児にとって食べやすい食器を選ぶようが重要です。

この時期は（淵が立っている）サラダ小、サラダ中、サラダ大が本当に活躍します。