幼児は自分で食事ができるようになる。④を達成
1歳8ヶ月頃になると保育園食器に変化があります。(1歳7ヶ月頃の食事風景と比較)
この頃になると幼児は“こぼさず飲む”という意識が芽生え、湯のみを使用して飲むことができるようになります。ストローマグからの卒業です。この時、取っ手のない湯のみを使用することが重要です。そうすることで幼児は自然と「両手で持つ」という感覚を経験から学びます。
取っ手のついたカップを与えてしまうと取っ手を持とうしますので、握力が弱く手首の固定が難しい幼児はこぼすことが多いです。取っ手の付いていない湯のみがお勧めです。
食事の場面においては、フルーツミニ、フルーツ小、フルーツ中、クープスープといった淵の開いた保育食器を使っても食事をこぼすことが少ないため使用する機会が増えます。食べる量が増えてくるとメーンのおかずをフルーツ中、そしてクープスープという大き目なお皿(淵の開いた皿)に盛って使用しています。
フルーツミニ、フルーツ中を使用
クープスープを使用
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1歳8ヶ月後半で④に到達です。
幼児が自分で食事ができるようになる過程(①→②→③→④)
①生後6ヶ月頃から離乳食がはじまります。自分では食べられませんので親御さんがスプーンで食事を与えます。
②食べるものが徐々に固形物になります。色々な食事を食べられるようになります。まだ自分では食べられません。
③スプーンやフォークを使えるようになり、自分で食事を食べられるようになります。まだストローマグを使って飲み物を飲みます。自分でゆのみを両手で持って飲むことはできません。
④ゆのみを両手で持つことができる。そして、こぼさず飲む。
幼児が自分で食事ができるようになったと言えます。
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実際の食事風景を見てみましょう。
1歳8ヶ月頃の前半
1歳7ヶ月頃の食事スタイルと比較して大きな変化はありません。
1歳8ヶ月頃の後半
「湯のみでこぼさず飲み物を飲む」ことができるようになります。ストローマグからの卒業です。湯のみを使用することで自然と両手で持ちます。取っ手のついたカップを使用する時と比べて格段にこぼしません。
1歳8ヶ月頃の後半(多少の前後はあります)になれば『自分で食べることができ、自分で飲むことができる』と言えます。
保育園食器の使用食器の組み合わせイメージ
ストローマグを卒業する時期です。湯のみが必要になります。両手で持つことを覚えるために取っ手の付いていない食器を選ぶことをお勧めします。(保育園食器)
主にサラダ中を主役にして、サラダ小を組み合わせる(保育園食器)
(サラダ大の使用頻度が高くなります)
主にフルーツ小、フルーツ中の組み合わせ(保育園食器)
(クープスープの使用頻度が高くなります)
つづく